芸能・文化

文化財三線「富盛開鐘」横浜で展示 10日から、県外初

横浜能楽堂で展示されることになった県指定文化財「富盛開鐘」

 横浜能楽堂の特別展「楽器は語る―三線・三味線の名器を中心に」が6月10日~7月16日、横浜市の同所で開かれ、琉球王朝時代の三線の名器で県指定文化財の「富盛開鐘(とぅむいけーじょー)」(県立芸術大学付属図書館・芸術資料館所蔵)や「江戸与那」(県立博物館・美術館所蔵)も展示される。入場無料。

 「開鐘」は琉球国王が製作させ認定した。遠くまで良質の音が響く三線の名器などに付けられる名称で、県外の展示会に出品されるのは初めてという。
 「江戸与那」は沖縄戦で上陸した県系2世の米兵が戦利品としてハワイへ持ち帰り、戦後に再び沖縄へ戻された逸話がある。
 展示品は、沖縄の三線や日本の三味線、中国の三弦で、計16丁。このうち沖縄からは棹(さお)が銀や牛骨の三線、カンカラ三線、胴に米軍の落下傘を使った三線など6丁が展示される。
 横浜能楽堂の大瀧誠之アシスタントプロデューサーは「三線、三味線、三弦でそれぞれ特徴がある。沖縄でも見る機会は少ない」などと来場を呼び掛けた。
 展示期間中の7月14日には、沖縄や日本、中国の名演奏家が競演する公演「日中を旅した楽器―三弦・三線・三味線」(有料)が同所で行われる。問い合わせは横浜能楽堂(電話)045(263)3055。