政治

都議ら10人尖閣上陸 県警聴取も立件見送り

 【石垣】東京都議や兵庫県議ら地方議員5人とネットメディア関係者ら5人の計10人が19日、尖閣諸島の魚釣島に上陸した。県警は20日、10人を八重山署に呼び、事実確認のため聴き取り調査をした。

禁止区域に入ったとする軽犯罪法違反に抵触する可能性があるが、立件はしない見込み。第11管区海上保安本部も洋上で事情を聴いた。
 上陸した10人は、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(会長・山谷えり子自民党参院議員)と「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄代表)などが共催する尖閣戦時遭難事件の洋上慰霊祭に参加。魚釣島沖での慰霊祭を終えた後、泳いで上陸した。
 上陸したのは鈴木章浩都議、和田有一朗兵庫県議、茨城県取手市の小嶋吉浩市議、東京都荒川区の小坂英二区議、同杉並区の田中裕太郎区議の地方議員5人と、「頑張れ日本!」の水島総幹事長やネットメディア「チャンネル桜」のキャスターやカメラマンら一般人5人。
 10人は19日午前7時40分ごろ、水島幹事長を先頭に泳いで上陸した。地方議員らは「あらかじめ上陸する予定で洋上慰霊祭に参加したわけではない」と計画性を否定している。
 上陸後は約2時間滞在し、魚釣島にある灯台とその両脇に日の丸を掲げ、慰霊之碑前で祈りをささげたという。
 領土議連は慰霊祭を行うとして上陸許可を申請していたが、政府は許可しなかった。
 地方議員らは上陸した理由について「政府は尖閣に上陸した香港の活動家に何の罰も与えず強制送還した。国民の手で尖閣を守らないといけないと思った」などと説明している。

※注:和田有一朗兵庫県議の「朗」は旧字体