PAC3きょう到着 規模詳細は通知なし


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 【石垣】石垣市の中山義隆市長は4日、市役所で会見し、北朝鮮が発射を予告した事実上の長距離弾道ミサイルに対応するため、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が石垣市に配備されることが決まったと発表した。

5日午後、PAC3を載せた海上自衛隊の輸送艦「くにさき」が石垣港に入港する。
 配備場所は4月の発射時と同じ八島町新港地区。4日から自衛隊員が石垣島入りし、配備場所を調査している。陸自や空自の隊員も順次、石垣島に入る。市役所にも連絡要員数人を配置する。
 配備するPAC3の数や隊員の人数など部隊規模の詳細は市に通知されていない。
 市によると、北朝鮮が発射を予告している10~22日の間に観光バス250台の予約があり、延べ約1万人の観光客が使用する予定。そのうち、修学旅行は11校320人。キャンセルは出ていない。
 市は4日午後5時に第1回危機管理対策本部会議を開き、発射時における対応を確認した。