沖国大祭で初のごみ有料化 2日間で14万円


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寄付金を比嘉幹房実行委員長(左から3人目)に手渡すコネクションプロデュースのメンバー=11日、宜野湾市の沖縄国際大学

 沖縄国際大学の学生団体「コネクションプロデュース」が11日、宜野湾市の同大で世界食料デー沖縄大会実行委員会(比嘉幹房実行委員長)に寄付金7万円を手渡した。

同団体は11月24、25の両日に開催された第41回沖国大祭で、学生のごみ減量の意識を高めることを目的に、ごみを有料化した。集まった現金の半額を海外で貧困に苦しむ子どもたちの支援活動に充てようと同実行委員会へ寄付した。
 団体によると沖国大祭で出るごみの量は年々増加傾向にあった。そこで、ごみ減量意識を高めるため、学生がごみを出す際、段ボール1キロ50円、ごみ1袋100円を支払うよう呼び掛け、2日間で14万円が集まった。
 当初は不満を言う学生もいたが、現金の支払いで、ごみの量を認識できたとの声が多かったという。
 団体の西平奨矢代表(21)=同大3年=は「ごみが出るという大きなマイナスをプラスに変えたかったし、学生みんなで取り組みたかった」と語った。