ヤギ肉カルパッチョも 消費拡大へ県が試食会


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新品種のヤギ肉を使った試食会=2月28日、那覇市の沖縄イタリアンイルマーレ

 県は2月28日、県産ヤギ肉の消費拡大とヤギ文化の周知を図ろうと、新しいヤギ料理の試食会を那覇市内のレストランで開いた。2012年度おきなわヤギ飼養・流通消費促進事業の一環。

 「沖縄イタリアンイルマーレ」で開いた試食会には、県内飲食業者、精肉卸売り・流通業者、県内観光業者ら約40人が参加。ヤギ肉を使ったヤギ肉のカルパッチョ、ヤギ煮込み入りキッシュなどイタリアン料理8品が披露された。
 使用されたヤギは、県畜産研究センターが県内ヤギとニュージーランドのボア種を交配した新しい品種。メニューを考案したイルマーレの山口慎一料理長は「従来のヤギ肉は臭みがあり歯応えも強い。新品種は臭みを抑え、レアでも食べられる肉なので、若い人や女性をターゲットに、ヤギ肉の周知につなげたい」と意気込みを語った。
 糸満市のサザンビーチホテル&リゾート内のレストラン「レイール」の玉城真樹さんは「今後ヤギ肉を料理に使えるなら使ってみたい」と話した。

英文へ→Goat food tasting event held