宮古島市、庁舎にEV充電器 三菱自動車が寄贈


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中速充電器でEVに充電する下地敏彦市長(手前)と琉球三菱自動車販売の屋嘉比盛尚社長=27日、宮古島市役所平良庁舎駐車場

 【宮古島】宮古島市役所平良庁舎駐車場で27日、電気自動車(EV)専用充電器の設置式が行われた。

 充電器は、同市と2012年10月に「EVアイランド宮古島プロジェクトに関する協定」を締結した三菱自動車工業から寄贈された。平良庁舎以外にも宮古島海中公園、うえのドイツ文化村、宮古島海宝館に設置し、4月中にも供用を開始する予定。25キロワットの中速充電器で、1時間で約8割の充電が可能になる。国産なら全メーカーのEVへ充電可能。EVの普及が進むまで、当面の間は無料で充電できるという。
 寄贈を受けた下地敏彦市長は「EVを着実に市に定着させたい。今回はその第一歩。市役所や観光地に充電器を置くことで、市民や観光客に利用してもらえると思う。EVの普及を通じてエコアイランド宮古島をよりPRしたい」と話した。琉球三菱自動車販売の屋嘉比盛尚社長は「これを機会にEV化が進み、エコアイランドとして国内外の皆さんが来島し宮古島市が発展してほしい」と話した。
 現在、市内には30分で約8割の充電ができる急速充電器が1台、8時間でフル充電できる倍速充電器が個人や企業の保有も含め30カ所以上ある。市内では、27日現在で55台の充電器対応EVが走っている。