経常利益が4年連続増 コザ信金


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 【沖縄】コザ信用金庫(上間義正理事長)は31日、2013年3月期決算を発表した。国債などの売却による有価証券関連収入の増加により、経常利益は前期比48・6%増の3億1300万円となり4年連続で増加した。売上高に当たる経常収益は4・2%増の41億8600万円、純利益は4・5%増の2億6100万円の増収増益となった。

 不良債権比率は0・45ポイント減の3・69%で初の3%台となった。自己資本比率は0・13ポイント増の9・24%。上間理事長は「経営が安定期に入った」と強調した。
 本業のもうけを示すコア業務純益は27・9%増の6億900万円。預金残高(平均残高ベース)は3・0%増の1489億9千万円、貸出金(同)は0・6%増の1045億6500万円となった。
 14年3月期は、有価証券関連収益の減少や金利競争の激化により、経常収益は39億7500万円、経常利益は3億6300万円、純利益は3億1100万円の減収増益を見込む。
 5月29日の理事会で、常勤理事に上地信孝監査部長(60)を昇格させる人事を決定。6月21日の通常総代会で正式決定する予定。山口善永理事(66)は退任する。