【糸満】「命どぅ宝」と刻んだ石碑の除幕式(石碑建立実行委主催)が9日、糸満市摩文仁の平和祈念公園にある平和の礎前で開かれた。関係者ら約30人が集まり、石碑建立を祝った。
石碑には「命どぅ宝」のほか、裏面に「戦争は終わった 平和は人の心でつくる 命こそ究極の宝」との言葉を日、英、韓、中の4カ国語で刻んだ。「沖縄から世界へ、平和の尊さと反戦の決意を発信する」との思いが込められた。
実行委の加藤彰彦会長は「この石碑は小さいが、込めた県民の思いは時代や国の違いを超え、普遍的な真理として世界各地に広がっていくと信じている」とあいさつした。
上原裕常糸満市長は「糸満は沖縄戦最後の激戦地だ。この地に世界の平和を願う石碑ができたことを感謝したい。子どもたちの平和学習の場としても、継承していきたい」と語った。
英文へ→Monument of Nuchi du Takara completed at Peace Memorial Park