コザの「逸品」発信 沖縄市のオキラジ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
マイクに向かう「一店逸品の勉強会」の会員=10月29日、沖縄市上地の沖縄ラジオ

 【沖縄】沖縄商工会議所の「一店逸品の勉強会」の会員が、沖縄市のコミュニティー放送局・沖縄ラジオ(FM85・4メガヘルツ、通称オキラジ)の番組「コザの逸品アワー」で街の魅力を発信している。

番組開始から1年半、中心市街地の活性化に向けて研さんを重ねる会員の生の声を届け、好評を集めている。
 沖縄商工会議所は、魅力的な商品やサービスの開発に取り組む中心市街地の商工業者を支援するため「一店逸品運動」に取り組んでいる。勉強会や、商品やサービスを体験できる「コザの逸品ツアー」を重ねてきた。
 ラジオ番組は昨年5月の開始。毎週火曜日午前の30分間の生放送で、24商工業者が自慢の商品や地域おこしなどについて語ってきた。番組時間は11月から午後7時~7時30分に移動した。
 一番街商店街でステンドグラスのアトリエ兼店舗を構える深瀬愛子さん(48)は「ラジオを通じてステンドグラスを広めたい」と話す。市中央で食品店を営む仲程康成さん(53)=ゴヤ市場組合長=は「市場が健在だということをアピールしたい」と意気込む。オキラジの石川静枝社長は「リスナーの反応もある。番組の効果がじわじわと広がっている」と話している。