名護商工高生、まちを堂々ガイド 観光教育全国大会


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県外の高校教諭らに名護市のまちなかを案内する名護商工高校の生徒ら=13日、名護市のひんぷんガジュマル前

 【名護】全国高等学校観光教育研究協議会「第2回西ブロック会議」が13日、名桜大学で開かれ、観光関連の学科がある県内外の高校など11校の教諭が参加して、報告や討議、名護市内の観光案内を体験した。観光案内では名護商工高校の生徒がガイドを務め、個性が光るまちなか案内に県外の教諭らも高く評価していた。

 高校生によるガイドは、名護のシンボルで国天然記念物ひんぷんガジュマルから出発し、名護発祥のセメント瓦、沖縄料理紹介など、クイズを交えてコミュニケーションを取りながら、名護の魅力を紹介した。
 初めてガイドを務めた1年の座間味海さんは「緊張したが、名護のまちをアピールできてよかった。次にあるときは、21世紀の森ビーチなど海をはじめとする自然、生き物を紹介したい」と笑顔で語った。
 島根県松江市立女子高校キャリア教育部の高橋良子教諭は「堂々とした姿がりりしかった。個性が光るガイドで、お客さまが褒めてくれることで、生徒は成長するのでいい企画だ」と評価した。
 名護商工高の上里勝紀(まさき)教諭は「ガイドの難しさと楽しさを学んだ。お客さまが感動するのを見て今後もやってみたい、と生徒から反応があったのはうれしい成果だ」と期待した。
 ガイドに先立ち、各校が実践する観光教育の成果と課題、新たな観光教育推進に向けて討議があった。県観光教育研究会会長の東良和沖縄ツーリスト社長の講演会も開かれた。(宮城良勝通信員)