【読谷】創立100周年を迎える読谷村婦人会(波平恵子会長)は2日、村文化センターの敷地内に記念石碑を建立した。扇形の題字には、末広がりに婦人会が発展するよう願いを込めた。12月には記念式典を開く。
会によると、村婦人会は県内婦人会の中で最も古い。
1914年に村座喜味の山城ウシさんが実業之日本社から全国表彰を受けたことを機に婦人会設立の声が上がり、翌15年に当時の知花英康村長を初代会長として発足した。
会員数はことし3月時点で約780人。100周年に当たり、歴代会長を中心に期成会を立ち上げ、寄付を募り、バザーを開くなどして資金を造成した。
除幕式で國吉京子期成会会長は「地域を元気にするのが婦人会の力だ。読谷は沖縄の婦人会発祥の地と言われており、石碑の建立は大きな意義がある」と喜んだ。
波平会長は「伝統と歴史を大事にしながら、共働きが多い今の時代に合った活動で地域とのつながりをつくりたい」と意気込んだ。
石嶺伝実村長は来賓あいさつで、「婦人会が陰になり日なたになり地域づくりを支えてもらっている。今後も住み良い地域づくりに協力願いたい」と話した。