社会活動 成果を発表 「エナクタス」沖縄プレ大会


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大勢の観客を前に、日頃取り組む社会活動の成果を発表する学生団体の代表者=1日、西原町の琉球大学

 地域社会の課題解決に取り組む大学生が活動の成果を発表し競う「エナクタスジャパン」の沖縄プレ大会が1日、西原町の琉球大学で行われた。

琉球大学と沖縄国際大学から学生団体3団体が日頃の活動について発表した。大学生やNPO関係者など約50人が集まり、学生の活動発表に耳を傾けた。審査の結果、県外からの修学旅行生と沖縄の学生が語り合って平和を考える活動を企画運営する「琉球大学 実現型ディスカッションサークルがちゆん」が優秀賞に選ばれた。
 参加した3団体は7月に東京で行われる全国大会に出場する。審査員らは「沖縄代表として沖縄の特徴を発表内容に盛り込んでほしい」などとアドバイスした。
 大会では「沖縄国際大学 コネクションプロデュース」が修学旅行生に対する地元案内や大学祭でのごみ減量の取り組みを話した。「沖縄国際大学 カタヤビラ」は大学生が高校に出向き、将来の仕事や生き方について話し合うキャリア教育活動について発表した。
 エナクタスは米国ミズーリ州に本部があり、世界38カ国1600以上の大学で行われている教育プログラム。次世代のビジネスリーダーや社会起業家の育成を目的とし、世界各地で活動成果を発表する大会が行われている。