販売高10億へ気勢 野菜・果樹生産者が大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
野菜・果樹販売高10億円必達生産者大会で決意を新たにする農家ら=4日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

 【宮古島】宮古地域の野菜・果樹販売高10億円突破を目指す生産者大会(JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会主催)が4日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。多くの農家が参加し、目標達成に向け気勢を上げた。

 宮古地区の農産物販売実績は施設園芸などの普及を背景に近年増加が続いている。
 2013年は約8億6千万円となり、03年(約4億2千万円)の2倍に達している。
 大会では(1)販売高10億円の早期達成(2)定時・定量・定品質を守り市場から信頼される産地形成(3)栽培技術の高位平準化と生産拡大(4)高品質農産物の生産による「宮古島ブランド」確立(4)共販体制の確立-の5項目からなる大会スローガンと、大会宣言を採択した。
 下地敏彦宮古島市長は、地下ダムの整備など安定的な農業用水の確保必要な野菜や果樹、施設園芸の普及につながっていることに言及。「宮古島の野菜は数々の賞を取るなど品質が高い」として、市の基幹産業である農業の発展に期待した。
 また、「JAと共に地域が元気になる農業経営を目指して」をテーマに、サカイエフキューブの酒井隆義社長が記念講演した。