【名護】名護十字路周辺の活性化を目的に活動する有限責任事業組合(LLP)名護まち活性計画(末吉司代表)は、名護大通りに3カ所の新たな地域交流拠点を完成させた。「緑と縁(えにし)の街」をコンセプトにしたもの。
ホテル屋外のテラスやカフェ、美容室とカフェが融合したコミュニティースペースなど、市民らのサークル活動や小規模会議などだけでなく、観光客らの憩いの場としての利用を目指し整備した。
3拠点は名護十字路とひんぷんガジュマルの間に設けられた。
いずれも、30~40代の女性を主なターゲットにしており、拠点の周りは植栽やベンチなどが設けられ、名護の街並みが楽しめる空間となっている。
今回完成したのは(1)カフェベルデ(2)カフェエニシ(3)サンクチュアリボイド-の3カ所。
(1)はホテル山田荘に併設する形で室内、室外計42席を設けた。地域住民の活用を促す。(2)は名護大通りに面し、名護発の映画「がじゅまる食堂の恋」のワンシーンにも登場するカフェ。「人と人をつなげる場所」をテーマに、地元の特産物を食材としたスイーツを提供する。小会議などでの利用もできる。(3)は美容室とカフェが融合した施設。シェフは日替わりで担当し、オリジナルのメニューを提案するほか、キッズコーナーやベビーベッドなども用意し、子育て世代の女性らもゆっくりくつろげることが特徴だ。
3拠点完成について2日、報道機関など地元関係者へお披露目会を行った。
末吉代表は「住民同士や住民と観光客など、さまざまな交流が生まれてほしい」と期待を込めた。
名護大通り会の大城昭一会長は「若い方たちもどんどん活用してほしい」と呼び掛けた。