政治

「真の沖縄伝える」 沖尚高の延君、辺野古テント取材

カメラと三脚を手に、反対している人の思いを取材した沖尚高2年の延総史君=10日、名護市辺野古

 【名護】米軍普天間飛行場移設に向けた準備が進む名護市辺野古。10日は米軍キャンプ・シュワブ沿岸での作業はなかったが、新基地建設に反対する市民らが集うテントには県内外から多くの人が訪れた。

その中の一人、沖縄尚学高校2年の延総史君(のぶそうし)(16)は、辺野古移設に反対する人たちの思いを残そうとビデオカメラを回していた。
 延君は広島県生まれ。父親の影響で基地や平和の問題に関心を持ち、沖縄の高校に入学した。基地反対の思いが強かったが、同じ寮生の親が基地で働いていることを聞き「(自分は)反対じゃしって言いにくい複雑な環境」だと実感した。「でもこれが本当の沖縄だ」と語る。
 「本土の人に真の沖縄を伝えたい」。平和ガイドなどの体験からそう思い立った延君は、沖縄の現状を映した動画を動画サイトやソーシャルメディアに掲載する企画を仲間6人と立ち上げた。沖縄行きの飛行機の機内で上映することを目指し航空会社などに働き掛ける予定だ。
 これまで、夜間の抗議活動を取材。この日はテントに訪れた人を取材した。延君は「反対している理由を知らないから抗議活動を敬遠するのでは」と指摘する。「反対している人の思いを伝えることが若者の役割。自分たちがやることで若い人が活動に参加しやすくなるはず」と語った。
英文へ→A high school student films and interviews protesters against the Henoko relocation