箏曲最高部門7人合格 八重山古典芸能コンクール


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 第4回八重山古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の箏曲最高部門の審査が27日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。10人が受験し7人が合格した。合格率は70%だった。棄権者は1人で、失格はいなかった。合格者は次の通り。(敬称略)

 諸見田かおり、米須弥生(以上那覇)仲間悦子(石垣)玉城久子(糸満)津波トシ子(南城)長浜まさ子(読谷)仲松ヨシ子(南風原)

<審査講評>全体的に似た印象 声小さい受験者も
 失格者がいなかったのは良かった。全体的に似たり寄ったりの印象を受け、声が小さい受験者もいた。八重山の歌で重要な中舌音の発音をテープで聞くだけでなく、指導者もしっかりと勉強し、指導してほしい。うまく弾けているのに、声が出ていない受験者もいて残念だった。「越城節(くいぐすくぶし)」を本来の拍子でなく、速く演奏する受験者もいた。箏(こと)の音色だけに重要性を持たせるのでなく、歌もしっかりと歌えるようバランスが重要だ。
 (審査員・安里ヒロ子、米須好子、赤嶺弘子、當山規子、照喜名朝一)