車いすバスケで障がい理解 神森中9人、体験交流


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シーサーズと車いすバスケット交流を行う森の子児童センターに通う神森中の生徒ら=6日、浦添市宮城のサン・アビリティーズうらそえ

 【浦添】浦添市勢理客の森の子児童センターは6日、「勢理客の福祉安全マップ作成」に向け、障がい者スポーツ体験交流会を市宮城のサン・アビリティーズうらそえで行った。

センターに通う神森中の生徒9人が車いすバスケットボールチーム「SEASIRS(シーサーズ)」に車いすバスケットを教わり、障がい者への理解を深めた。
 準備運動の後、生徒らはシーサーズの指導を受けながら練習試合を行った。与儀帆志人君(13)は「思うように動けず難しい。障がいなど関係なく激しいプレーができる選手たちはすごい」と選手の身体能力に驚いた様子で話した。
 試合後に開かれた交流会では「どうやって障がいから立ち直ったのか」「障がい者にはどう接すればいいか」など多くの質問が挙がった。選手らは「友達の支えで立ち直った」「まずは声を掛けて相手の反応を見てみて」など一つ一つ丁寧に生徒たちの質問に答えた。
 選手の野原寿浩さん(37)は「生徒たちが楽しそうにプレーし、積極的に質問してくれて良かった。こういう行動をすることが障がい者理解につながる」と語った。
 大城芽衣さん(13)は「現状を役所や周囲の人々に伝えていき、住みやすい浦添市をつくっていきたい」と話し、福祉安全マップ作りに意欲を見せた。