とぅばらーま格調高く 石垣で大会、最優秀に比屋根さん


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個性豊かにとぅばらーまを歌う参加者=6日夜、石垣市の新栄公園

 【石垣】八重山の代表的な叙情歌「とぅばらーま」の歌唱力を競うとぅばらーま大会(石垣市主催)が6日、同市の新栄公園で開かれ、島内外の23人が歌声を披露した。最優秀賞には比屋根祐さん(36)=同市登野城=が輝いた。

 優秀賞は瀬名波恵子さん(54)=同新川、玉津哲郎さん(37)=同真栄里、努力賞は今村尚貴さん(30)=同大川、奨励賞は西原和希さん(17)=同大浜=が受賞した。
 同大会はとぅばらーまの継承を目的に毎年旧暦8月13日に開催している。今年は57人が応募し、予選を勝ち抜いた17~76歳の歌い手が個性豊かにとぅばらーまを歌い、観衆を魅了した。
 作詞の部では岡山稔さん(73)=同石垣=が亡き母を思って作った歌が最優秀賞に選ばれた。岡山稔審査委員長は講評で「自分らしい節回しの研究と、それに合わせた歌詞の選定に力を入れてほしい」と話した。