獅子を“おもてなし” 西原・我謝、7年ぶり村あしび


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 【西原】台風19号の影響で順延となった西原町の我謝十五夜村あしび(我謝自治会、同十五夜村あしび実行委員会主催)が10月26日、同公民館周辺で7年ぶりに開催された。

 獅子加那志を「うとぃもち」(おもてなし)するために始まったといわれる我謝十五夜村あしび。獅子を鎮座させて行われた。
 第1部は御願、舞踊、空手、獅子ケーイなどが披露された。
 2部は組踊「久志の若按司」。主役を務めた小橋川生三さん(52)は「延期された2週間の間に細部(表情や動き・目線・間など)の再チェックができた。演者の意気込みは最高潮で、観客に素晴らしいものを見せることができた」と話した。
 実行委員長の新垣正廣さんの「皆さんに感動を与えると確信する」の言葉通りに、500人余の観客は大きな拍手を送っていた。
(小波津昭子通信員)

「獅子ケーイ」=10月26日、我謝児童公園
「十五夜村あしび」で披露された組踊「久志の若按司」