会員増、2年連続全国一 名護商工会青年部が快挙


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会員の純増と新規加入の2部門で全国1位に輝いた名護市商工会青年部の役員ら=17日、市商工会

 【名護】名護市商工会青年部(仲尾圭司部長)は、全国商工会青年部連合会が表彰する2014年度「会員増加実績」「新規加入実績」の両部門で全国1位に輝いた。全国各地域ごとの青年部1675団体を対象としたもので、純増に当たる会員増加は2年連続のトップだ。

 仲尾部長は「会員が増加すれば、各自の負担感も和らぎ、新しいアイデアも生まれやすくなる。北部の窓口として、観光分野の発信も図りながら、全会員で地域貢献を目指していく」と抱負を語った。
 名護市商工会青年部は現在104人で構成する。表彰対象となったのは4月~9月31日までの期間。同部は純増、新規加入とも36人増で2位以下を大きく引き離した。12日、新潟県で全国大会があり、賞状などが贈られた。
 同部は単純に会員増に取り組むだけでなく、市内の中学校での企業人講話や障がい者の雇用促進など、地域の人材育成などを新たな事業として取り組む。会員増やこれら新事業は全国でも注目され、愛知県や栃木県、香川県などから視察に訪れているという。
 仲尾部長は「全国からの視察を地元で企画、発信する計画もある。交流を通し学んでもらいながら、観光振興にもつなげていきたい」と意欲を見せている。
 市商工会の金城哲成会長は「後継者不足が事業継承に大きな課題となっている。若い企業人が横の連携をつくりながら活動することは、地域振興にもつながる」と評価した。