小笠原諸島(東京)の周辺海域などにアカサンゴ密漁船とみられる中国漁船が押し寄せている問題で、海上保安庁は21日未明から現地に巡視船を追加派遣し、一斉摘発に乗り出した。
太田昭宏国土交通相は21日午前の記者会見で「海上保安庁に強い対応を指示し、態勢を強化した」と述べた。海保はこれまで、漁船を領海から追い出すことを優先してきたが、領海内で拿捕し、積極的に摘発する方針に切り替えた。
横浜海上保安部は21日朝、領海内でサンゴ漁をしたとして、外国人漁業規制法違反(領海内操業)の疑いで中国人船長の林本章容疑者(44)を現行犯逮捕した。
(共同通信)