「カサブランカ」のピアノ4億円 名場面で重要な役割


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 【ニューヨーク共同】往年の名画「カサブランカ」で、主役のハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンが運命的再会を果たす場面で重要な役割を担ったピアノが24日、ニューヨークの「ボナムズ」で競売にかけられ、341万3千ドル(約4億円)で落札された。

 ピアノは58鍵の小ぶりなアップライト。1927年製とみられ80年代初頭に映画会社が修復。カサブランカは42年製作の白黒映画でピアノの色は分からなかったが、濃い黄色に金や緑などでモロッコ風の装飾が施されている。
 映画ではドゥーリー・ウィルソン扮する黒人ピアニストが「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を弾き盛り上げた。
(共同通信)