ペリー一行画家の5作品 県立博物館で原画初公開


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琉球国や日本へのペリー来航を描いた原画に見入る子どもたち=29日、那覇市の県立博物館・美術館の博物館常設展示室

 明星大学創立50周年を記念した展示会「ペリー一行の見た琉球・日本―ウィリアム・ハイネの水彩原画展」(県立博物館・美術館主催)が29日、同館博物館の常設展示室で始まった。

1853年に日本へ開国を求めるため琉球国にも訪れた米国のペリー提督一行の画家ウィリアム・ハイネが描いた水彩原画5点を初めて一堂に公開している。21日まで。
 ハイネが琉球や日本で描いた絵は後に版画となり、ペリー遠征記の挿絵などに使われて出版されたが、原画は公開されてこなかった。今回は琉球だけでなく横浜や下田への上陸を描いた原画も展示した。ペリー来航を学べる史料・解説もある。
 博物館入場料(一般410円、高校・大学生260円、県内小中学生無料)で観覧できる。