辺野古、ゲート前座り込み150日目 海上作業確認されず


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 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で続く基地建設に反対する市民らの座り込みが150日目となった3日、約20人の市民らはプラカードなどを手に抗議の声を上げている。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「辺野古の基地建設を最大争点にして敗北した仲井真知事が(沖縄防衛局が出した)工法変更申請を承認しようとしている。選挙で負けたのだから、新しい知事に判断を委ねるべきだ。県民に対する冒とくだ」と批判した。
 これまで数度、ゲート前の抗議行動に参加しているという女性(68)=今帰仁村=は沖縄戦で親類を30人ほど亡くした。「沖縄の人に外国の人を殺す手伝いをしてほしくない」と切実な声で訴えた。
 3日午前11時の時点で、沖縄防衛局による海上での作業は確認されていない。【琉球新報電子版】