京都、痴漢事件の男性に無罪 「合理的疑い残る」


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 電車内で隣席の女性の脚を触ったとして、京都府迷惑行為防止条例違反の罪に問われた京都市の40代の男性会社員に、京都地裁は9日までに「犯罪を行ったことには合理的な疑いが残る」として無罪(求刑罰金30万円)の判決を言い渡した。判決は8日付。
 男性はことし1月、阪急京都線の電車内で、隣に座っていた20代の女性の脚を服の上から触ったとして起訴されたが、無罪を主張していた。
 渡辺美紀子裁判官は判決理由で、女性らがその場を立ち去った男を別の車両から探し出したとする経緯について「特徴を満たす男性は電車内にたくさんいたと思われる。同一人物だという裏付けはない」と判断した。
(共同通信)