アイドルユニット、台湾公演へ寄付募る 初のクラウドファンディング


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沖縄初のアイドルのクラウドファンディングで寄付を募る「ザ・ボーダーレス・ガールズ」のメンバー(手前)と関係者=8日、那覇市の沖縄産業支援センター

 NPO法人アジア観光外国語学院(ATMA、北谷町、二宮徹理事長)は8日、同校で外国語とダンスを学ぶアイドルユニットが3月に台湾で初公演を開催するのに向けて、レキサス(うるま市、比屋根隆社長)と共同でネット上で寄付を募るプログラムを始めた。

ネットを活用した資金提供のクラウドファンディングで沖縄のアイドルに関するものは初という。
 クラウドファンディングは、レキサスの中で沖縄発のネット寄付サービスを進める「琉球Aid(エイド)」が運営する。寄付受け付けは来年3月25日までで目標額は150万円。渡航費などに充てる。クレジット決済ができるパソコンやスマートフォン(多機能携帯電話)からは1口千円から、携帯電話料金から払えるauの携帯電話からは1口100円から寄付できる。
 台湾でライブするアイドルユニットは「The Borderless Girls(ザ・ボーダーレス・ガールズ)」で、13~15歳の5人のメンバーで構成する。日本語と英語で歌って踊れるバイリンガル(2言語)ボーカルダンスグループで、県内で活動を続けている。初の海外公演となる台湾ライブは3月28日に開催、同29日はストリートライブも予定している。
 メンバーのNENEさん(14)は「夢に向かって、世界に一歩を踏み出したい」と意気込みを見せた。問い合わせはレキサス(電話)098(921)3800。