演奏やダンス多彩に 愛音楽音楽祭 練習の成果披露


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日頃の練習の成果を披露する出場者ら=6日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学

 障がいのある人が出演・運営し、音楽を通して社会参加することを目的とした「第2回愛音楽(アネラ)音楽祭」(主催・特定非営利活動法人サポートセンターケントミ)が6日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開かれた。

会場には約360人の観客が詰め掛け、出場者のエイサーや楽器演奏、ダンスなどに見入っていた。
 主催者を代表し、サポートセンターケントミの我如古盛健理事長は「今回の音楽祭はより上のレベルを目指している人の大会となっている。多くの人が次は出たいと思える音楽祭にしたい」とあいさつした。
 今回の音楽祭には、10の個人・団体が参加した。日程の都合がつかなかった出場者は、事前に収録した映像が上映された。
 三線の演奏を披露した新後礼子さん(64)=宜野湾市=は「頭が真っ白になってしまうくらい、緊張してしまった」と振り返り、「歌を歌っていると、障がいのことも忘れられる。次も機会があれば参加したい」と笑顔を見せる。
 同音楽祭の最高賞に当たるアネラ賞には、うるま市のサポートセンターアジュテの利用者と職員のバンド「オーシャンズ」が選ばれた。
 審査員特別賞は、力強い三線を披露した西平直樹さん(26)=沖縄市=が受賞した。