宮里友三さん死去　県文化協会長、抽象画家　７４歳

　県文化協会長で元北谷町収入役の宮里友三（みやざと・ゆうぞう）氏が２２日午前３時２３分、急性心筋梗塞のため自宅で死去した。７４歳。北谷町出身。告別式は２４日午後２時から３時、北谷町大村４５５の樹昌院本堂で。喪主は妻美代（みよ）さん。

　１９７４年９月から北谷村議、町議を５期務め、８６年９月から副議長も務めた。９４年２月から同町収入役を２期８年務めた。画家として８４年に城間喜宏氏に師事。新聞紙片を張り付ける技法パピエ・コレによる抽象画を手掛け、２００９年の第５２回新象展最高賞「展賞」のほか、損保ジャパン美術財団奨励賞、県芸術祭美術展奨励賞などを受賞した。
　２００９年から１３年まで北谷町文化協会長を務め、１３年５月に県文化協会長に就任。那覇市文化協会の再加入や、北部連合文化協会の設立に尽力した。県文化協会の一般社団法人化も進めていた。