EXILE弟分に県出身 与那嶺瑠唯と神谷健太


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
目標を力強く語る「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の与那嶺瑠唯(左)、神谷健太=東京都目黒区(普久原裕南撮影)

 若者を中心に絶大な人気を誇るグループ「EXILE」の派生ユニット「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(ザ・ランページ・フロム・エグザイル・トライブ)」のパフォーマーに県出身の与那嶺瑠唯、神谷健太が決定した。メジャーデビューを目指し、県外でライブやトレーニングに励む日々を送っている。

 2人は小学校時代からの友人。「今となっては不思議な縁、運命のようなものを感じる」と目を合わせ、笑顔を見せる。
 オーディションを受けたきっかけはそれぞれ異なる。EXILEの所属事務所「LDH」が運営する本格的なダンス&ボーカルスクール「EXPG沖縄校」に通う2人は「自分の実力を試したい」(与那嶺)、「EXILEの一員になれるチャンス。迷うことはなかった」(神谷)とことし春、オーディションの受験を決めた。
 オーディションを通過するごとに自信を深めた2人。7月から大学祭でのライブなどで“武者修行”を重ねてきた。
 与那嶺のパフォーマンスはロボットダンスのような動きを得意とし、神谷は本場のダンサーが踊るような、指先まで細かな部分にこだわるダンスを得意とするなど、それぞれの個性が光る。
 2人にとって沖縄は「いつでも帰ってこれる場所。みんなきょうだいのように温かい。最初に東京に出てきた時は寂しくて。でも、沖縄の友人から体調を心配する電話もかかってきてうれしかった」と無邪気に笑う。「沖縄出身の芸能人は芯の強い人が多いイメージ。自分たちもそれに恥じないパフォーマンスをしていきたい」と気持ちを引き締める。
 同ユニットを「今までの日本にはないグループを目指したい」と目を輝かせる。2015年の目標について、「自分のダンススキルを向上させたいし、沖縄でのライブもしたい」と力強く語った。(大城徹郎)