新年祝う弾き初め 民謡9団体が初、734人合奏


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声を合わせて歌い、新年を祝う参加者=4日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 琉球民謡の9団体は4日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで新春民謡合同弾き初め会を開催した。初の開催で、団体の枠を超えて734人が参加した。心を一つに古典音楽「かぎやで風節」や各地の民謡を歌い、新年を祝った。

 参加した団体は琉球民謡音楽協会、琉球國民謡協会、沖縄民謡協会、沖縄民謡保存会、琉球島唄協会、琉球民謡保存会、琉球島うた音楽協会、全琉球民謡協会、沖縄宮古民謡協会。
 弾き初め会の大工哲弘共同代表(琉球民謡音楽協会会長)は「脈々と受け継がれてきた歌は島の宝だ。戦後の収容所でもカンカラ三線で弾く民謡が人々の希望を支えてきた。戦後70年を迎え、和を大切にまい進したい」と述べた。
 参加した県立知念高校1年の上原未来江(みくえ)さんは「たくさんの人が集まって楽しい。来年も開催してほしい。ことしはいろんな曲が弾けるようになりたい」とほほ笑んだ。