自立めざし「オール沖縄」 県内31経済団体が新年会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄経済発展に向け決意を新たにする経済団体合同新年宴会参加者=5日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー

 県商工会議所連合会など県内31の経済団体は5日夜、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで合同新年宴会を開いた。約650人が参加。観光産業やアジアの物流拠点としての発展に期待を示し、各団体や昨年12月に誕生した翁長雄志知事との連携による自立経済確立へ決意を新たにした。

 代表であいさつした県商工会議所連合会の国場幸一会長は、鉄軌道の導入について「一丸となり(政府に)提案するのが経済界の責務だ」と強調。21世紀ビジョンの推進による地域経済の発展を掲げ、「『オール沖縄』でこれらのテーマにまい進する」と力を込めた。
 翁長知事は「沖縄が日本経済の『フロントランナー』として日本とアジアの懸け橋になるため、魅力になるのが沖縄の自然、歴史、伝統、文化だ。経済戦略構想を有機的につなげていく」と述べ、「『オール沖縄』は政治だけでない。経済分野でも力を合わせ、しっかりと沖縄を発展させていく」と話した。