NY原油、一時50ドル割れ 需要低迷、5年8カ月ぶり


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5日、原油価格下落を受け株が急落したニューヨーク証券取引所で、作業するトレーダー(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】週明け5日のニューヨーク市場の原油先物相場は、世界経済の先行き懸念による需要低迷観測で急落し、一時09年4月下旬以来約5年8カ月ぶりに1バレル=50ドルの大台を割り込んだ。
 原油安はロシアなど天然資源の輸出に頼る国の通貨や株価を揺るがしており、世界経済のかく乱要因となっている。
 指標の米国産標準油種(WTI)2月渡し終値は3営業日続落し、前週末比2・65ドル安の1バレル=50・04ドル。その後の時間外取引では再び下落傾向を強め、一時は1バレル=49・68ドルで取引された。08年の過去最高値147・27ドルの3分の1まで落ち込んだ。
(共同通信)