「岩波書店と沖縄展」 那覇市の不屈館で開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 故・瀬長亀次郎さんの資料などを展示する民衆資料館「不屈館」(那覇市若狭)で7日、特別企画展「岩波書店と沖縄展―瀬長亀次郎の言論活動を中心に」が始まった。

 瀬長さんが1959年に執筆した岩波新書「沖縄からの報告」の原稿や、雑誌「世界」のために執筆した未発表原稿、編集者からの手紙などを展示している。
 岩波新書は1938年の創刊以来、これまで3千冊以上が刊行されたが、一番最初に「沖縄」のタイトルを含んだ本は「沖縄からの報告」だった。同書は復帰の72年までに12万4千部が発行され、ベストセラーになった。
 また2013年に創業100年を迎えた岩波書店の歴史を振り返る大型パネル6枚なども掲示し、社史などが閲覧できる。【琉球新報電子版】
英文へ→Iwanami Shoten and Okinawa exhibit held in Naha