県がインフルエンザ警報発令 今季初めて


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 県は7日、第1週(12月29日~1月4日)の1定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数が48・74人に上り、警報発令基準の30人を超えたとして、今季初めてインフルエンザ警報を発令した。

患者数は58定点医療機関合計で2827人で、前週(第52週)の1260人から約2・2倍増加した。県は感染予防のため、帰宅後・食事前の手洗いとうがいや、咳(せき)やくしゃみをする時にティッシュペーパーで口と鼻を押さえる「咳エチケット」の徹底、不要不急の外出を避けることなどを呼び掛けている。
 保健所別では那覇市保健所管内が105・58人で最も多く、南部保健所(72・07人)、北部保健所(31・0人)が警報レベルを超えている。中部保健所は14・75人、宮古保健所は9・75人、八重山保健所は20・67人。第52週~第1週の期間内に小学校1校で1学年が閉鎖。小学校3校3学級で学級を閉鎖した。第1週では県立病院など7定点基幹病院に35人が入院しており、2人は集中治療室に入った。