「ハルサーエイカー」映画化 「子供も大人も楽しんで」


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 沖縄テレビの人気特撮ドラマが「ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ」として映画化された。主演女優のAKINAは「子どもも大人も楽しんでもらえる作品です」とアピールする。

 ハルサーは農家、エイカーは一族を意味する沖縄の言葉。主人公の田畑ハルは、大地のエネルギーをつかさどる力がある「ハルサーエイカー」一族の娘だ。
 ある村で守護神を祭る森の開発が計画された。そこへ残飯やごみが化けたモンスターが出現。ハルは、農具から変身したヒーローたちと一緒に立ち上がる。
 見どころのひとつは、平和的な解決を目指す姿勢だ。「戦隊ものなので戦うシーンもありますが、話し合って解決しようとするところが、ハルちゃんの人間らしいところ」と力説する。
 「せっかく戦っていて見せ場なのに、『タイム!』と言って戦いを止めるんですよ。かなり斬新。沖縄ならではの世界観です」
 テレビシリーズのテーマは食だった。「今回は環境問題がテーマです。森が無くなっていい人もいれば反対する人もいる。それを子どもに分かりやすく伝えています」
 平和と自然を愛するメッセージが随所に見られる。主演して「人と向き合うことの大切さを教えられました」と話した。
(共同通信)