尚温の奮闘、史劇で描く 18日、那覇市民会館


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「青年王 尚温の夢」の稽古をする玉城匠(右から2人目)ら=10日、浦添市の国立劇場おきなわ

 琉球史劇「青年王 尚温の夢」(与並岳生脚本、田原雅之演出)が18日午後2時、那覇市民会館で上演される。主催は那覇市。尚温は数え11歳で即位し19歳で亡くなるまでに国学(学校)を開くなど大きな功績を残した。2014年に生誕230年を迎えたのを記念し、教育立国を目指した尚温らの奮闘を描く。

 尚温を玉城匠、尚温の師・蔡世昌を宇座仁一が演じる。嘉数道彦や平良進、現代劇の役者らも出演する。演出の田原は「中身は史劇だが美術や音楽を(伝統的なものから)変えている。舞踊家と現代劇の役者が互いに刺激し合えればいい」と話した。
 入場無料だが整理券が必要。問い合わせは那覇市文化振興課(電話)098(831)8401。