市民ら約100人座り込み、ゲート前鉄柵を固定 名護市長も激励


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは14日、埋め立て工事の資材搬入を警戒して午前5時から辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に集結して座り込んだ。開始時は約40人だったが、午前10時半現在、約100人の市民が参加している。

 市民らは沖縄防衛局がゲート付近に設置した蛇腹の鉄柵を開けられないようにビニールパイプなどで固定している。さらに鉄柵内側の突起付き鉄板の上に座り込んでいる。
 稲嶺進名護市長がゲート前を訪れ「絶対辺野古への基地建設を許さないという思いを共有して頑張っていくことを約束する」と市民らに呼び掛けた。
 座り込みのゲートから約100メートル離れた別のゲートでは、大型車両が施設内に進入しようとするたびに、市民数人が車両の前方に立ちふさがった。
 この日の沖縄防衛局による海上作業は確認されていない。【琉球新報電子版】