捜査費着服容疑で書類送検　警視庁警部補、計５０万円か

　内偵捜査を装うなどして架空の経費を申告し、捜査費の詐取や着服を繰り返したとして、警視庁は２３日、詐欺と業務上横領の疑いで、生活安全特別捜査隊の男性警部補（５３）を書類送検した。
　警部補は、計約５０万円を不正に受け取ったと認め、「部下との飲食代などに使った」と話しており、警視庁は同日付で懲戒免職とした。
　書類送検容疑は２０１０年６月～１３年１２月、個室マッサージ店や飲食店に客を装って潜入し、違法営業していないか視察したと偽るなどして、捜査費計約１５万円をだまし取ったり、返納せずに着服したりした疑い。
（共同通信）