7000人の輪 国会包囲 辺野古新基地建設の反対訴え


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対し、国会を取り囲む人たち=25日午後、国会前(魚眼レンズ使用、東京新聞提供)

 【東京】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対の意思を示そうと、首都圏に住む市民団体や学者、県出身者らが国会を取り囲む「国会包囲ヒューマンチェーン」が25日に行われ、約7千人(主催者発表)が2回の国会包囲を成功させた。辺野古移設に反対する国会包囲は初めて。参加者らは「基地を造るな」「海をつぶすな」と気勢を上げ、沖縄との連帯を確認した。

 午後2時から国会正門前で集会が開かれると、続々と参加者らが集結し始め、シュプレヒコールを上げて辺野古への移設に反対する意思を示した。集会後、国会を取り囲むように参加者が広がり、午後3時15分、同25分の2回、手をつないだ。
 呼び掛け人の一人でフリーライターの鎌田慧(さとし)さんは新基地建設に「沖縄に対する差別であり、いじめだ。沖縄を犠牲にして生きていくわけにはいかない」と述べ、本土から沖縄を支援する必要性を訴えた。
英文へ→7,000 citizens form human chain in Tokyo to protest against new US base in Henoko