地域創生の推進役に 琉大地域創生総合研究棟がオープン


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新設された地域創生総合研究棟前でテープカットをする大城肇学長(中央)ら=26日午前、西原町の琉球大学

 産学官連携や地域の防災・減災などを目的とした「地域創生総合研究棟」の開会式が26日午前、琉球大学(大城肇学長)で開かれた。同棟は2014年の11月末に完成し、6階建ての建物となっている。1階から3階には産学官連携推進機構、4階には島嶼防災研究センター、5階と6階には琉大工学部の研究室が入る。大城学長は同棟の開設について「琉大が地域創生の推進役になると宣言するものだ」と話し、意義を強調した。
 産学官連携推進機構の入る1階には多目的スペースが設けられ、講演や討論会などが開催できるようになっている。また2階と3階には琉球大学と共同研究する企業を対象に貸し出される研究室・事務所のスペースが設置された。
 4階の島嶼防災研究センターには琉大が地域の防災拠点となれるよう災害時でもつながる通信ネットワークの立ち上げ実証実験などを予定している。
 5、6階には外部機関と主に琉大工学部の研究室による勉強会や講演会などが開催できる部屋が用意された。【琉球新報電子版】