受賞6氏、健筆誓う 新報文学三賞贈呈式


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琉球新報文学三賞を受けた(前列左から)太田幸子さん、宮城安秀さん、伊礼英貴さん、(後列同)前城清子さん、幸喜正吉さん、八重瀬けいさん=30日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 琉球新報文学三賞(短編小説賞、歌壇賞、俳壇賞・遠藤石村賞)の2014年度贈呈式と祝賀会が30日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。約160人の参加者が見守る中、受賞者に賞状と副賞が授与された。

 受賞者は、第42回琉球新報短編小説賞の伊礼英貴(えいき)さん(50)=本名・伊禮英貴(ひでき)、嘉手納町、受賞作「モヤシのヒゲ取ります 一袋十円」、同賞佳作の八重瀬けいさん(59)=本名・篠原敬子、福岡市、会社員、受賞作「聞き屋リリィ」、第36回琉球歌壇賞の前城清子さん(77)=那覇市、第36回琉球俳壇賞の幸喜正吉さん(82)=南城市、遠藤石村賞の太田幸子さん(64)と宮城安秀さん(85)=いずれも那覇市=の6氏。
 贈呈式で、富田詢一琉球新報社社長は「さらなる発展を期待する」と受賞をたたえ、選考委員の勝方=稲福恵子さん(短編小説)、屋部公子さん(歌壇)、伊舎堂根自子さん(俳壇)がそれぞれ選考経過を述べた。
 また、昨年12月まで「琉球俳壇」選者を15年余務めた伊舎堂氏に琉球新報社から感謝状が贈られた。