禁止模型銃輸入疑いで県警が聴取 30代警察官自殺か 


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 銃刀法違反の疑いで事情を聴かれていた県警本部に勤める30代の男性警察官が本島北部で遺体で発見されたことが31日、分かった。男性警察官は1月下旬に、車内で死亡しているところを発見された。自殺とみられる。

 複数の捜査関係者によると、死亡した男性警察官は殺傷能力の高い模型銃(モデルガン)を所持していたとして銃刀法違反の疑いが浮上していた。また別の関係者によると、男性は、日本では製造・販売が禁止されている模型銃の部品を海外から個人輸入していた可能性がある。今回の事案は1月下旬ごろ、税関から県警への情報提供で発覚した。
 男性警察官が死亡したことについて、県警生活保安課は「捜査は適正に行われていた。特に問題はない」とし、男性の死亡との因果関係はないとの見解を示している。県警は今後も捜査を継続する方針で、容疑が固まり次第、容疑者死亡で書類送検するとみられる。(斎藤学)