独首相、調停に尽力 ウクライナ危機めぐり


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 【ミュンヘン共同】ウクライナ東部で激化する武力紛争を調停するため、ウクライナとロシアを訪問していたドイツのメルケル首相が7日、同国南部ミュンヘンで開催されている安全保障会議で演説した。メルケル氏は、調停外交について「成功するかどうかは分からないが、困難に直面するウクライナの人々のために挑戦しなければならない」と強調した。

 メルケル氏は、ウクライナ南部クリミアを編入し、東部の親ロシア派を支援するロシアについて「私たちの共存の原則を破った」と厳しく批判。ただ、米国が検討するウクライナ軍への武器供与については、あらためて反対する姿勢を示した。
(共同通信)