福島・双葉町の原発避難記録上映 ベルリン国際映画祭


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第65回ベルリン国際映画祭で「フタバから遠く離れて 第二部」上映後、観客の質問に答える船橋淳監督(右)=10日、ベルリン(共同)

 【ベルリン共同】第65回ベルリン国際映画祭で10日(日本時間11日)、東京電力福島第1原発の事故後、避難生活を余儀なくされている福島県双葉町民の日々を記録した映画「フタバから遠く離れて 第二部」(船橋淳監督、順次公開中)が上映された。終了後、約300人の観客全員で、事故や東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。

 映画は事故の約1年後から昨年までの記録。避難生活の場所の違いから町民の間に生じた感情の溝や、除染廃棄物の中間貯蔵施設の受け入れに揺れる姿を映し出した。
(共同通信)