小林多喜二の最期伝える書簡公開 北海道・小樽文学館


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北海道小樽市の市立小樽文学館で公開される書簡

 「蟹工船」などで知られる秋田県出身のプロレタリア文学作家小林多喜二(1933年没)が特高警察の拷問を受けて死にひんした様子を伝える書簡が発見され、北海道小樽市の市立小樽文学館で18日、公開が始まった。期間は決まっていない。

 文学館によると、書簡は東京の築地警察署に収容されていた生物学者の石井友幸(72年没)が、小説家江口渙(75年没)に62~67年に送った原稿用紙5枚とはがき1枚。栃木県那須烏山市にある江口の旧宅で遺品整理中の研究者らが発見し、昨年12月~ことし1月、文学館に寄贈したという。
(共同通信)