山城議長、再びゲート前で活動 「工事止めるまで頑張りたい」


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座り込み抗議集会に戻ってきた沖縄平和運動センター議長の山城博治さん(左)=24日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で米軍に拘束され、刑事特別法違反容疑で逮捕・送検された沖縄平和運動センターの山城博治議長(62)は24日朝から同ゲート前で新基地建設の反対活動を続けている。午前7時前から市民ら約30人と一緒に、ゲート前で「海上作業を許さない。中止せよ」などと声を上げた。

 22日に逮捕され、23日夜に釈放された山城議長は「現場に立たないと心配する。(海上の)埋め立て工事のことばかり考えていた」とゲート前で再び抗議行動に参加できることにほっとした表情を浮かべた。今後のゲート前の抗議活動については「仲間にゲート内に入らないようと深く注意する。整然と活動し、工事を止めるまで頑張りたい」と意欲を見せた。
 一方、沖縄防衛局は24日、潜水調査船数隻を出し、キャンプ・シュワブのビーチ前に停泊している大型クレーン船の周囲で作業をしている。そのほかに目立った作業は確認されていない。新基地建設に反対する市民らは4隻で作業中止を求める抗議を行っている。【琉球新報電子版】