新たな戦前写真公開 県立図書館、きょうまで収蔵展


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 県立図書館(城間盛市館長)の2014年度新収蔵資料展が2月25日から那覇市の同館で開かれている。1936年ごろの円覚寺など首里城周辺や波上宮付近、塩屋湾、運天港、糸満を撮影した戦前の写真241枚など貴重な資料を展示している。展示は午前9時~午後7時(土日は午後5時)、2日まで。

 今回公開された写真は、県外の人が沖縄を観光・旅行した際に撮影したとみられる写真で、アルバム2冊に収められている。34年ごろに学生が修学旅行で沖縄に訪れた際に撮影したとみられるもの133枚と、36年ごろに農業技術者の一行、または視察団が撮影したとみられる写真108枚を収めたアルバム。いずれも撮影者は不明で、県立図書館が昨年11月、県内の古書店から入手した。
 また、35年に出版された「在亜同胞-活動状況写真帳」も展示している。このほか、33年ごろの番地入りの那覇市の地図、家譜・系図関係資料なども公開しており、展示資料は約200点に上る。