名護小新校舎「工夫は」 豆記者6人、市長から直接取材


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
稲嶺進市長(中央)に質問した豆記者の児童ら=2月25日、名護市役所

 【名護】名護市大西区の豆記者の児童が、地域の話題を盛り込んだ新聞作りを進めている。2月25日には名護市役所を訪れ、名護小学校の校舎建て替えについて稲嶺進市長に取材した。児童らは質問をしたり、メモを取ったりして、取材活動に熱心に取り組んだ。

 新聞づくりは、市の地域提案事業の一つである大西区カラハーイ事業の一環。2013年度から始めており、新聞発行は3回目になる。新聞はA3の用紙の両面1枚で、「NKM(西公・カラハーイ・豆記者)新聞」。4月1日に発行する予定で千部を大西区民に配布する。
 今回市長に取材した豆記者は名護小5年の宮城葉さん(11)、奥原汐音さん(11)、嶋袋碧海さん(11)、大城美来さん(11)、宮城麻都さん(11)、濱川このはさん(11)の6人。2014~15年度で建て替える予定の校舎について、事前に同小の1~4年生から募集した校舎建て替えに関する質問を市長にぶつけた。
 「なぜ建て替えるのか」との豆記者の質問に、稲嶺市長は「地震に備え、みんなが気持ちよく過ごせるように」と説明。「新校舎の工夫は」との質問には、模型などを見せながら「玄関の近くに職員室を置く、トイレは明るく使いやすくする」などと答えた。
 稲嶺市長は「いい新聞を作って名護小の皆さんに新校舎について伝えてください」と激励した。取材した宮城葉さんは「初めて市長に質問した。新しい校舎の工夫など聞けてよかった」と話した。