官学共同で健康支援 名桜大シンポ 人材不足も課題


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会場からの質疑に答える名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科の高瀬幸一教授(左)=14日、名護市の名桜大学学生会館SAKURAUM

 【名護】第10回名桜大学人間健康学部公開シンポジウム「健康・長寿立県の復活を目指して」(同大学主催、北部広域市町村圏事務組合後援、琉球新報社特別協力)が14日、同大学内の学生会館SAKURAUMで開かれた。健康についての基調講演やパネルディスカッションが行われ、健康づくり支援の取り組みなどについての議論を深めた。

 基調講演では、筑波大学大学院人間総合科学研究科の久野譜也教授が「自然と歩かされてしまう街を目指して」と題して講演した。有限会社波恵ダンス社長の石山波恵社長は来場者に運動を実技指導し、健康支援について話した。パネルディスカッションでは名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科の高瀬幸一教授が、本島北部地域の健康増進支援体制に関して人材不足や過疎化を指摘。「自治体と共同で取り組みを進める必要がある」と報告した。