【プノンペン共同】カンボジアの旧ポル・ポト政権による大量虐殺の犠牲者の記念碑が、政治犯収容所のあった首都プノンペンのトゥールスレン虐殺博物館の敷地内に完成し、26日に記念式典が開かれた。
記念碑には、200万人近くが犠牲になったとされるポト派の虐殺行為を「私たちは決して忘れない」という言葉が刻まれ、周辺には政治犯収容所に収容され命を失った1万2272人の名が刻まれた石が置かれた。ドイツ政府が建設資金を援助した。
式典に出席したソク・アン副首相兼首相府相は設置の趣旨について「若い世代に歴史の教訓を伝え、悲劇の再発を防ぐ」ためと説明した。
(共同通信)